コロナウィルス最新情報(3/13現在)
2020-12-09

【新型コロナウィルス情報(3月13日現在)】

1.世界保健機関(WHO)  3月11日、新型コロナウイルス感染症についてWHOは「パンデミック(世界的大流行)と表現できるとの判断に至った」と表明しました。感染が世界に拡大し早期終息が見通せなくなってきた現状を受け、各国に一層の取り組み強化を促しました。  また、大規模感染は中国にとどまらずイタリアや韓国、イランなど世界の広範囲に拡大し、これらの国からさらに他国 に広がる例も多発。全世界で感染者数が約12万人、死者は約4380人に上っているとして、感染者数や感染国の数は今後も増えるとみられると予測し、楽観的な対応を取らないよう求めました。

2.日本政府  外務省は米国ワシントン州に対して感染症危険情報レベル1(十分注意してください)を発出しました。また、外務省のデータによれば、各国の感染者数は、上位4か国で全体の約90%程度を占めていますが、欧米各国ではここ1週間ほどで、急速に増大しています。各国の入国制限等は下記、外務省のホームページから確認できます。
・ 外務省海外安全ホームページ (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C005.html)
・ 新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入 域後の行動制限) (https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html)

3.米国政府 (3月11日)トランプ大統領は新型コロナウイルスの感染拡大防 止措置として、英国を除く欧州から米国への入国を13日から30日間停止すると発表しました。 (3月13日)トランプ大統領は、ホワイトハウスで国民に向けて演説し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて国家非常事態を宣言しました。連邦政府が最大で500億ドルに上る予算を活用し各州を支援するとしています。

4.ワシントン州政府 (3月2日)インズリー州知事は記者会見を開催し、非常事態宣言。体調が悪い時は外出を控える等、コミュニティ内の感染を予防する良識のある行動をとるように要請しました。 (3月11日)インズリー州知事はキング郡、スノホミッシュ郡及びピアース郡にて3月末まで250人以上が集まるイベントの開催の中止を命令。更に、キング郡については250人以下のイベント等であっても、公共保健局の衛生基準を満たさないものは開催を禁止しました。 (3月12日)州政府はシアトル学区、ベルビュー学区を始めとするシアトル近郊の多くの学区で公立学校を4月24日まで休校とする旨しました。

感染拡大防止  日本政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の下、対策について医学的な見地から助言等を行うために設置された専門家会議では、「これまでに明らかになったデータから、集団感染しやすい場所や場面を避けるという行動によって、急速な感染拡大を防げる可能性があると言われています。これまで集団感染が確認された場に共通するのは、 ①換気の悪い密閉空間であった。 ②多くの人が密集していた。 ③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた。 という3 つの条件が同時に重なった場です。こうした場ではより多くの人が感染していたと考えられます。そのため、「これらの3つの条件ができるだけ同時に揃う場所や場面を予測し、避ける行動をとってください。」と呼び掛けています。  また、感染しないために、家庭内・職場において「手洗い・うがい、咳エチケット」等の感染予防対策の徹底、特に、基礎疾患(慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、糖尿病などの代謝性疾患など)がある方や妊婦および幼児は感染した際に重症化する危険が高いとされるため、十分な注意を呼び掛けています。

- 参考情報 – 首相官邸ホームページ 「新型コロナウイルス感染症に備えて~一人ひとりができる対策を知っておこう。(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html)