中学校に通う長男の秘策
同じ学校に通う横田君とテニスのダブルスは連勝中で負け知らずと得意げな様子。かつて家族で通ったテニススクールで球拾いだけだったと記憶する母親からの質問。「何か勝てる秘策でもあるの?」「次の作戦を、ふたりにしかわからない日本語で試合中に確認するのさ!」「?」
6時半になると必ず電話してくるのが友達のロス。特別な用語ばかり使って笑いながら会話をしているので、何だろうと思っていたら最近やっと真相がわかった。うちの優秀な長男殿は、お互いのゲームの進行状況を1時間もかけて毎日確認していたのだ。
高校に通う次女のよもやま話
高3になって受験の準備も必要かと心配する両親を尻目に、シニアになった途端に水泳部に入部した次女。ある晩、水着のままご帰宅。「あれーどうしたの?」と母親。練習が終わったら、30数名いる女子部員全員が、着替えずにそのまま帰るとのこと。ええー、あの道で日本みたいに検問があったとしたら、30台続く車を運転する女子高生は全員水着姿で……♪。
日曜はお昼ごろ起きてくる次女。母親が主婦同士の電話で、うちの娘はお昼まで寝ているという話をしているのが耳に入った途端、「今日は11時55分に起きました!」
物理の単位を落としてまで夏休みに遊びに来た長女の感想
セイフコ球場で帽子を貰う時は13歳、ジーンズを買う時は子供服コーナーで16歳、デパートの化粧品コーナーでは20歳、「この国では東洋系は、案外楽ねー」
長ーい夏休みを利用して、ガレージにある前任者から引き継いだダンボールに溜まっていた、5年も前からの日本のビデオを全巻鑑賞した長女。貴重な青春だ! シアトルに何しに来たんだ?
主婦業20年を超えた方の物語
5分前に出掛けたはずが、ガレージの開く音。車の前のプレートが外れている。
「今、事故を起こしちゃったの」
車を修理に出してレンタカーを借りました。そのレンタカーでお友達の家の前に置いたらぶつけられ、家に帰ってガレージに入れる時にサイドミラーを壊していただきました。保険会社からの電話がある度に
「どの事故のことですかー?」
家長の弁
1年前に会員紹介記事で運転免許の学科試験に落ちたことを書いたら、私も同じでしたと告白するお父さんが多いこと。その話をうちの会社のセールスマネージャーにしたら、彼までも数十年前の事実を白状してきた。これこそ変なひと安心。ところが出張中の日本から家に電話をした時に、妻と娘は同時に一発で免許が取れたと電話口ではしゃぐ声。「お父さん、聞いてるの?」。早速シアトルに戻った翌日に、家族と社員には隠れて再試験を受けました。路上試験も受けて、後日封筒で免許証が届きました。封筒の上から触っての四角いカードの感触を楽しみました。そこで、しみじみと免許証を眺めているお父さんに、追い討ちのように息子に説明したのは妻です。
「お父さんの免許証は普通の人より高価なものよ!」
マリナーズの試合途中で家族を説得して早めに球場を後にした時に限って、帰路の高速でラジオがサヨナラ逆転打を叫んでいる。
「お父さん、また!?」
「またとは、ナンだぁー!」