日本との時差の関係で、家に帰る車中から携帯で電話を掛けます。丁度アフターファイブでシアトル内からの元気か?コールも多く、運転しながらの通話が多くなります。携帯を片手の運転はしておりませんが、こちらから掛ける場合に問題があります。あらかじめメモった相手先ですが、目は前方向で瞬時に選択をしますので、時々全く期待しない声が聞こえてきます。Nagano工場に掛けたつもりが、Nagino M(薙野さんのセルラー)を押したり、Yokohama工場を押したつもりがYokota(横田さん)だったり。受付嬢とたまたま出てきた奥様の声が似ている場合は最悪です。実に一方的に自分の用件だけをしゃべってしまった後に、「雨宮さんのご主人でしょ。お仕事ご苦労様!」
会社の帰りにサッカーの練習に出掛けた長男のピックアップを頼まれても、過去に曜日、時間、場所を間違えたのは数々。イサクアなのに、マーサー・アイランドに向かったり。ある日イチローの試合を楽しんでいる最中に長男を産んだ人から携帯に電話があって、「今日のピックアップはどうしたの?」「え!」「今頃あなたの大切なご子息が泣いているよー!」
アムステルダム支店から電話。「雨宮さんのお子さんは実にしっかりしているね!」「なに?」。緊急で雨宮の携帯に電話したら、学校へ行く前の息子が父親の携帯を取って「父は携帯とお弁当を忘れて会社に出掛けました!」
携帯をどこに置いたか忘れた時には、まず電話をしてみると鞄の中で鳴っております。ところが、会議などでスリープモードにしたまま忘れると、確かに鳴っているけど、娘と同じでお父さんから隠れん坊だぁー!
愚妻の携帯の呼び出し音が故障してから、携帯なしの生活を強いられていた家族。確かに携帯がないと不便な時代になってきてしまった。今まで母親の携帯に掛かっていた電話も全部お父さんの携帯へ。PE(体育)の時間に生徒同士がぶつかって顔が腫れていると、学校からの電話を出張先のフロリダで受けてもどうしようもない。大きなモールでの買い物も、待ち合わせが大変。やっと会ってからの台詞がすごい。「買う前に見てもらいたかったけど、連絡できないので素敵なブラウス買っちゃったー!」
メールを使っている間の電話が通じないというご苦情を受け、やっと高速ネットに加入。
これで問題解決かと思ったら、やはり親の子、母親に似た娘の電話がまた長いこと。いらいらする母親は、カメラ付きの携帯を2台購入。それは電話を掛けた人の写真が出てくるという優れもの。お父さんの携帯から娘に掛けると、娘の携帯画面いっぱいに、酒を飲んでソファーで高いびきの情けない父親の写真が浮き上がる! I love my daughter!
仕事をしている間には会議中の時もあるから電話をするなと家族には言ってありますので、めったに携帯には電話をしてきません。しかしながら、オフの日に外出して自由を満喫しておりますと、子供のピックアップの催促電話がひっきりなしに入ります。面倒くさく、「今会議中!」といい加減な返事をしてきました。ある日、日本にいる長女に元気かコールを入れたら、母親に教えを請うた娘の第一声は「今会議中!」。敵もさるもの。